妊娠線とのストイックな付き合い方|皮膚科医の妊婦さんも実践していた方法を紹介!

妊婦健診

川崎市立多摩病院産婦人科医師です。
以前、私が妊婦健診していた皮膚科の女医さんのストイックな妊娠線の予防方法について触れたいと思います。ご参考になれば幸いです。

◆そもそも妊娠線って何? いつから出来るの?

個人差もありますが、妊娠30週前後ごろから目立ち始める方が多いです。お腹の中の赤ちゃんもこの頃から大きく成長してきます。

皮膚はある程度の伸びには強いですが、その下の真皮や皮下組織は伸びに弱いのでいわゆる裂けてしまう状態になる❝肉割れ❞となってしまうのが原因です。
また、妊娠すると増加するホルモンも妊娠線の原因になります。

間違いやすいのが恥骨から臍を通る太い線。これは「正中線」と言われ、妊娠などでお腹が大きくなって目立ってきた線です。出産後には自然に消失します。

◆できやすい部位はどこ?

お腹が最も目立ちやすいです。皮下脂肪のある部位はなりやすいです。他に大腿部(太ももの足)、臀部(お尻)、乳房下部にもできます。

イメージとしては、メディアですごい肥満の方がものすごくダイエットして痩せた時に、皮膚がタルタルになっている部位が出来やすいところですね。

上腕(二の腕)の下側がタルタルになって、なんか羽みたいになっている光景を思い出しました。「このタルタルになった皮膚はどうするんだろう?」って疑問に思った方もいたと思いますが・・・。

◆なりやすい要因はあるの?

急激な体重の増加は妊娠線のリスク要因ですね。他にはもともと乾燥肌の方、季節が冬など乾燥環境であること、多胎妊娠の方、経産婦の方、高齢妊婦の方、低身長、細身の方、骨盤が狭い方などもなりやすいと言われています。

◆いつから、ケアすべき?

一般的には妊娠中期あたりから、いわゆる妊婦健診でお腹から超音波をあてて赤ちゃんを診る時期ぐらいでしょうか。
妊娠中は当然ですが、出産後のケアも重要です。

◆ストイックな皮膚科の妊婦の女医さんはどうやっていたの?

妊娠初期から産後もしばらくやっていました。
妊婦健診中も、外来の助産師さんから、「全然妊娠線が目立たないけどなんか特別なことをしている?」のと聞かれていました。

確かに、妊娠後期でも超音波検査でお腹にあてた時も皮膚は乾燥もせずに潤っていましたね。産後1か月健診でも妊娠線は全然目立ちませんでした。

市販で販売しているよくある保湿剤(ホホバオイル入りがベター)と乳液剤と、あとはヒルドイド軟膏®/ローション®を使用していました。

【ヒルドイド®】

ヒルドイド®に含まれている❝ヘパリン類似物質❞は体内にあるへパリンという物質に似た構造を持つ天然由来成分で高い保湿効果があります。

さらに、保湿効果に加えて血行促進作用と抗炎症作用を有しているため、傷の治癒を早めたり肌の新陳代謝を高める目的でも使用されています。

また、赤ちゃんに与える影響が少ないと考えられており妊娠中でも比較的安全に使えるという利点もあります。皮膚科医でもあるためヒルドイド®を使用していました。
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【ホホバオイル】

ホホバという植物から抽出されるオイルです。
ホホバにはワックスエステルという成分を含んでいます。また、豊富な栄養素を含んでいます。そのため「美容液」「保湿液」として理想的と言われています。

ヒトに対しての安全性が確認されているオイルです。
また、酸化しにくいという特徴もあります。
細菌の増殖を防ぐ作用が高いため、無添加でも長期保存が可能です。

ホホバオイルに含まれるワックスエステルという成分が凄いみたいです。ヒトの肌の角質にも約30%含まれていて、みずみずしさと弾力のある肌を保つ働きをしています。

ヒトの肌の油脂の主成分の一つであるワックスエステルとホホバオイルに含まれているワックスエステルはほぼ同じ成分のようです。

妊娠中は水分量が減って肌が乾燥しやすくなるので、保湿力の高いホホバオイルを含む保湿剤の使用は理にかなっています。

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先にホホバオイル入りの保湿剤を使用して、肌を柔らかくして浸透力を高めてから乳液剤やヒルドイド®を塗布するのがいいでしょう。

◆マッサージの方法は?

1日朝と晩の2回するのがいいです。保湿剤・乳液剤・ヒルドイド®を念入りに毎日コツコツすることが妊娠線予防につながります。

①あ臍を中心に、徐々に外側へ円を描くようにクルクルとマッサージしていきます。
②大腿(太もも)の左右付け根の部分を上下方向にマッサージします。
③大腿(太もも)の裏側も忘れずにマッサージします。
④下腹部正中から左右の側腹部にかけてマッサージします。
◆妊娠線が痒くなったらどうすれば良いの?

妊婦さんの中には結構お腹がかゆくなる方がいます。妊娠性搔痒症というものがあります。ザックリ言うと妊娠中のみ皮疹(特に腹部)が出来て、結構かゆい。

出産後には自然に治ることが多いです。どうしてもかゆくて、皮疹も拡がってきたら使用できる軟膏もあるので産婦人科医に相談しましょう。

◆まとめ

妊娠初期から保湿剤・乳液剤・ヒルドイド®を使用する。
1日2回、毎日毎日コツコツ継続する。「継続は力なり」、「ローマは一日にして成らず」です。出産後も同じように継続する。

下腹部、左右鼠径部(足の付け根)、左右の太もも(裏側も)、左右の側腹部を念入りに行う。
お腹がかゆくなったら、産婦人科医に相談しましょう。

妊婦の皆さん、頑張っていきましょう!


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