別名、疲労回復ホルモンや若返りホルモンなどと呼ばれる“成長ホルモン”をいかに分泌させるかが鍵になります。
成長ホルモンは、加齢とともに分泌は減少していきます。30-40代で思春期ピーク時の約1/3、60代以降は1/7ぐらいまで減少すると言われています。成長ホルモンの分泌をアップさせる事ができれば、いつまでも潤いのあるみずみずしいお肌を維持する事が出来ます。特に女性の方には、美肌を維持する簡単な方法をご紹介しますので、早速実践してみて下さい。


■成長ホルモンの機能
・骨や筋肉の成長を促進、代謝や脂肪分解を促進
・臓器や組織を健康に維持 お肌を美肌に保つ
・老化して傷ついた細胞の修復や再生、別名 若返りホルモン
・疲労回復作用:別名 疲労回復ホルモン
成長ホルモンを高める方法


食事
常温のトマトジュースを就寝前に飲む
トマトジュースに含まれるリコピンに成長ホルモン分泌を促進させる効果があります。睡眠中にお肌や身体を修復してくれます。
GABAを摂取する
成長ホルモンの分泌を高めてくれる作用があります。安静時の成長ホルモンの分泌を400%アップ、運動後の成長ホルモンの分泌を200%アップさせることができるという報告があります。またリコピンと一緒に働いて血圧を低下させる効果があります。
GABA 30mg摂取後30分で、副交感神経優位になりリラックス効果が出てきますので、就寝30分前に摂取するとスムーズな睡眠導入ができます。
よく噛んで食べる
よく噛むことで唾液の分泌が高まります。唾液中の成長ホルモンの一種であるパロチンが皮膚の新陳代謝を促進し肌の健康を守ってくれます。
運動


無酸素運動をする
おススメは坂道ダッシュ、短距離ダッシュ、筋トレ、HIITなどです。無酸素運動で生成される乳酸が下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を高めると言われていています。
睡眠


睡眠を最適化する
約60%は睡眠中に分泌されると言われています。次は運動中に分泌されます。以前から午後10-午前2時が睡眠のゴールデンタイムとか、成長ホルモンの分泌アップのゴールデンタイムとか言われてきましたが、最近の研究では睡眠直後に訪れるノンレム睡眠が重要だと言われています。ノンレム睡眠を深くできれば成長ホルモンの分泌を高めることができます。
成長ホルモンの分泌を低下させる行動
精製糖や精製された白い炭水化物


精製糖や精製された白い炭水化物を摂取しないようにしましょう。これらの食品は急激にインスリン分泌を高めてしまいます。
インスリン分泌が増加すると成長ホルモンの分泌は減少します。
糖尿病の方では、健康な方の1/3-1/4ぐらいしか成長ホルモンの分泌能力がないと言われています。
内臓脂肪が増えること


内臓脂肪は成長ホルモンの分泌を減らします。女性よりも男性の方が影響が高いと言われています。なので内臓脂肪型の肥満は成長ホルモンの分泌が低いと言われています。痩せると分泌レベルは正常に戻ります。
ストレスをためること
ストレス過多でコルチゾール分泌が多くなると成長ホルモンの分泌は下がります。ストレス解消のための“寝る前の甘い物”や“ドカ食い”は成長ホルモンの分泌の妨げになりますのでやめましょう。
休日の寝だめ
平日の睡眠負債を返しているだけで貯蓄力はありません。ソーシャルジェットラグになり、さらに疲れやすい身体になってしまいます。睡眠周期のずれで肥満になりやすくなり、さらに成長ホルモンの分泌も低下させてしまいます。
寝付きが悪くなる行為


就寝前にスマホをみたり、甘い物は食べないようにしましょう。成長ホルモンの分泌が低下します。
まとめ
★成長ホルモンの分泌を高める方法
食事
・常温のトマトジュースを就寝前に飲む
・GABAを摂取する
・良く噛んで食べる
運動
・無酸素運動をする
睡眠
・睡眠を最適化する
▼成長ホルモンの分泌を低下させる行動
・精製糖や精製された白い炭水化物
・内臓脂肪が増えること
・ストレスをためること
・休日の寝だめ
・寝付きが悪くなる行為
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