本日は、「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」(満尾 正著)
と「弱った体を修復する内臓リセット健康法」(青木 厚著)の2つを参考させて頂き、
老いないための食生活を中心にお話ししようと思います。
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まずは、1日3食は必要ないということです。
我々の祖先は、狩猟採集生活を長期間にわたって行こなってきました。
獲物が無いときは当然食べられませんでした。飢餓状態は当たり前でした。
そして、飢餓状態に強い祖先が生き残ってきたわけです。
当然、我々はその遺伝子を受け継いでいるわけです。現代はいわゆる❝飽食時代❞です。
常に、何かを口にしています。朝昼晩、そして間食・・・。
腸を主体に内臓は24時間フル稼働です。これでは老化を速めてしまいます。
今こそ、我々には『空腹時間』が必要なんです。この『空腹時間』が長ければ長いほど、我々の身体を老いさせない身体にしてくれるのです。
『空腹時間』には以下のような恩恵があります。
・皆さんもご存じの❝オートファジー❞を活性化してくれます。
・成長ホルモンの分泌を高めてくれます。
この『空腹時間』を上手に利用することで我々は、老いない身体を手に入れることが出来ます。早速、詳しく見ていきましょう。
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■お腹が鳴るまで食べない
まずは具体的にどうすれば良いでしょうか。
1日2食にすることから始めましょう。
私は朝食を抜き、前日の夕食を食べ終わる21時ごろから絶食して、睡眠、そして16時間後の13時から14時の間に昼食を食べることを習慣づけしています。
そして、20時から21時ごろに夕食を食べる1日2食の食生活です。
毎朝、ココナッツオイル入りのブラックコーヒーを飲みます。そして、仕事をこなします。だいたい11時ごろになるとお腹が鳴ってきます。
お腹が空いたら、コーヒーとナッツを摂取しましょう。
この❝お腹が鳴る❞ということが良いことなんですね。昼食まであと、2時間ぐらいですね。
この『空腹時間』を継続することが重要です。
—長寿遺伝子❝サーチュイン❞が『空腹時間』継続で活性化します。—
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされています。
サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュインは遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられています。
そして、我々の身体を活性酸素から守ってくれます。空腹感は長生きスイッチをオンにしてくれます。
—オートファジーが活性化して、細胞内の不要なゴミを処理してくれます。—
最近、このオートファジーが、がんや加齢性白内障の発症リスクを抑制してくれるという報告もあります。
実際は、最後に食べ物を食べてから12時間後にオートファジーは稼働します。
しかし、スイートスポットは16時間後からなので、ここまでは『空腹時間』を頑張って継続して下さい。
また、オートファジー稼働中に運動すると、よりオートファジーが強力に活性化します。詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考にしてください。
【内臓疲労も改善】|ミトコンドリアも若返り、脂肪燃焼もアップする方法
—成長ホルモンの分泌を促進する。—
成長ホルモンは我々の傷んだ肌、筋肉、骨などの修復してくれます。
さらに、脂肪燃焼効果を促進してくれたり、免疫力を高めてくれたりしてくれます。
睡眠中も成長ホルモンの分泌されますので、寝不足は良くありません。
■白い炭水化物の摂取は回避する
主食の白米はもちろん、白いパン、ラーメン、うどん、パスタなどはできるだけ摂取は回避しましょう。
糖化が進行して、糖尿病や脂質異常症の発症リスクを上昇させてしまいます。
糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、劣化して皆さんもご存じのAGEs(糖化最終産物)という老化物質を生成する反応をいいます。
糖化は老化の原因になるわけです。
アンチエイジング糖質制限効果としては、150g/日以下の炭水化物摂取にするといいでしょう。お茶碗1膳、握り拳分が約50gと言われています。
糖質過剰摂取となると、インスリンの分泌が高まり、これも老化の原因となります。
白い炭水化物を茶色い炭水化物に変換するのが良いと思います。
・麺類➡そばに変えるとよいと思います。
・パン➡全粒粉パンに変えるとよいと思います。
■ドーナッツは食べないほうが良い。
ドーナッツは❝生活習慣病の三重奏❞と言われています。
・揚げ油が❝トランス脂肪酸❞で身体に毒です➡老化
・高温調理でますます❝トランス脂肪酸❞が増加し糖化が進行➡老化
さらに高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満は”死の四重奏”と呼ばれれています。
この4つの疾患はそれぞれ合併しやすく、しかも合併すると動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こすリスクが加速度的に増大します。
いかがだったでしょうか?1日2食は意外に慣れてくると楽です。1日3食にしなければいけい理由はありません。
徐々に始めていきましょう。水分摂取はしましょう。どうしても16時間の間にお腹が空いたら、ナッツ類(クルミを中心に)を食べましょう。
アンチエイジングについては以下のリンクもご参照ください。



【参考図書】
・「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」 満尾 正著
・「弱った体を修復する内臓リセット健康法」 青木 厚著
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