薄毛に悩まないで!|治療はシンプルです|AGA治療ガイドライン解説

健康習慣

男性の薄毛の原因のほとんどはAGAです

ひまわりさん
ひまわりさん

おそらく、薄毛に悩む男性の99%はAGAだと思います。

治療は内服薬と塗布薬だけです。

なるほど君
なるほど君

治療はとてもシンプルなんですね。

ひまわりさん
ひまわりさん

だから、ネットやCMの偽情報に惑わされないようにしましょう!

なるほど君
なるほど君

貴重なお金と時間を奪われないようにしないといけませんね。

男性型脱毛症(AGA:androgenetic alopecia)は思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症です。脱毛は生理的な現象ですが、外見上の印象を大きく左右されるのでQOL(Quality of life)に与える影響が非常に大きいです。近年、男性型脱毛症の病態解明が進むとともに有効な内服薬と外用薬が開発され,皮膚科診療においても積極的に使用されるようになってきました。

なので、ネットやCMの偽の情報に流されること無く、この内服薬と外用薬を根気よく継続することが、貴重なあなたのお金と時間を奪われない唯一の方法です。治療はフィナステリドもしくはデュタステリドの内服とミノキシジルの塗布薬を使用するだけです。とてもシンプルです。

AGA治療ガイドライン2017年度版に沿ってわかりやすく解説していきます。

男性型脱毛症 AGAとは?

毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤として臨床的には前頭部や頭頂部の頭髪が、軟毛化して細く短くなり、最終的には頭髪が皮表に現れなくなる現象のことです。わかりやすく説明すると、毛髪の1本1本が徐々に細くなって肉眼的に見えなくなってくる状態です。毛が抜けっぱなしではなく、物凄く細い毛が生えて(うぶ毛みたいな感じです)、見えないだけです。

日本人男性の場合には、20 歳代後半から30 歳代にかけて著明となり、徐々に進行して40 歳代以後に完成されるといわれています。
日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約30%と報告されいます。

□頻度 加齢と共に増加していく傾向があります
20代:10%
30代:20%
40代:30%
50代:40数%

男性型脱毛症の発症には遺伝と男性ホルモンが関与すると言われています。遺伝的背景としてはX 染色体上に存在する男性ホルモンレセプター遺伝子の多型や常染色体の17q21 や20p11 に疾患関連遺伝子の存在が知られています。大部分は遺伝的要素が強いという事です。

病態

 一般的に男性ホルモンは骨や筋肉の発達を促進して、髭や胸毛などの毛を濃くする方向に働きます。しかし、AGAの好発部位である前頭部(M字禿げ)や頭頂部(ツムジ禿げ)などの男性ホルモン感受性毛包においては逆に軟毛化現象を引き起こします。つまり、毛を細くしてしまうわけです。男性ホルモン感受性毛包の毛乳頭細胞には男性ホルモン受容体が存在しますが、髭、前頭部、頭頂部の毛乳頭細胞に運ばれたテストステロンはII 型5α―還元酵素の働きによって、さらに活性が高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換されて受容体に結合します。

このDHT の結合した男性ホルモン受容体は髭では細胞成長因子などを誘導して成長期が延長します。逆に前頭部や頭頂部の男性ホルモン感受性毛包においては、DHT の結合した男性ホルモン受容体はTGF-β やDKK1 などを誘導し毛母細胞の増殖が抑制され成長期が短縮することが報告されています。つまりこのDHTが悪さをしているわけです。以下にAGAの好発部位のイラストを載せましたので、ご参照ください。

AGAの分類
AGAの病態
毛髪が1本1本細くなる

AGAの治療は内服と塗布だけです

フィナステリドの内服

フィナステリドは、テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換するII 型5-α 還元酵素に対する阻害剤です。
つまり悪さをするDHTにするための酵素を阻害して、DHTが作られないようにする薬です。この薬を内服するだけです。とてもシンプルです。


治療ガイドラインでも推奨度はAです。
内服の量については、ガイドラインにも記載されていますが、標準量は1mg(1錠)/日ですが、効果の面では0.2mg(1/5錠)でも効果はほぼ変わらないというデータが出ていますので、フィナステリドはどうしても長期内服しなければならないので、副作用などの観点からも、0.2mg/日で十分だと思います。

デュタステリド内服

テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する5-α還元酵素のI 型、II 型両者に対する阻害剤です。つまり、フィナステリドのバージョンアップ型です。

治療ガイドラインでも推奨度はAです。
内服の量については、ガイドラインにも記載されていますが、標準量は0.5mg(1錠)/日です。フィナステリドと比較すると、まだ、臨床的に日が浅く、コストが高い、インポテンツなどの副作用が少なからずある点で、長期内服を考えるとフィナステリドで十分だと思います。

5%ミノキシジル塗布

治療ガイドラインでも推奨度はAです。

副作用としてミノキシジル塗布の初期に休止期脱毛がみられることがあります。気にせずに塗布を継続して大丈夫です。
しかし、ミノキシジル塗布だけではAGAの治療にはなりません。必ず、フィナステリドもしくはデュタステリドの内服は必要です。
ミノキシジルは、発毛を促進する効果はありますがDHTを産生する酵素の阻害はしません。

ミノキシジルはフィナステリドもしくはデュタステリドと違って、長期に使用する必要はないと思います。ある程度使用して、毛髪が太くなってきた実感があれば、中止してフィナステリドもしくはデュタステリドの内服のみを継続して頂ければいいと思います。つまり、フィナステリドもしくはデュタステリドの内服は一生内服(もう、薄毛になってもいいかなという頃まで)しなければなりません。個人差もありますが、毛髪が太くなってきた実感はおおよそ1年以上はかかると思います。みなさん、頑張っていきましょう。以下に参考になるYou Tubeサイトがありますのでご参考にして下さい。

薄毛・AGA治療チャート

参考文献

日本皮膚科学会ガイドライン|男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版|

公益社団法人日本皮膚科学会
日本皮膚科学会ガイドラインの公開にあたって日本皮膚科学会ガイドライン委員会委員長 秀 道広 日本皮膚科学会では、各種皮膚疾患の診療ガイドラインを作成しています。これらのガイドラインは、我が国における最も標準的かつ最善と思われる診療を提示しようとするものです。しかし

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