

コロナ感染者減少に伴い、2022年7/1(金)から
「夫たちあい出産」を再開させて頂きます。
本日は多摩病院産婦人科における助産師の分娩中から分娩後の産婦さんへの取り組みを中心にお話いたします。
あくまでも、妊婦さんが❝主役❞で助産師は❝サポーター❞になります。産婦さんに寄り添い、産婦さんの力を最大限に引き出し、納得いくお産を提供できればと思っております。川崎市立多摩病院産婦人科のホームページをご覧ください。
分娩中の妊婦への助産師の取り組み


私たちは産婦さんに寄り添い、安心安全なお産を目指して取り組んでいます。バースプランを確認しながら産婦さんがどんなお産をしたいと思っているのか、その思いにできる限り寄り添いながら陣痛中を共に過ごしていきます。
お産が順調に進行するように過ごし方を提案したり、産痛緩和を図るために温罨法やマッサージを行ったり、お産中の不安な気持ちを受け止めつつ赤ちゃんと共に乗り越えられるように精神的なサポートを行っています。
またお産には異常な経過もあるため、異常と判断した際は医師へ報告し母子ともに安全に経過できるように協力し合いながらお産の経過をみていきます。
助産師と医師が相談し合い、産婦さんにとって最も良い方法を提案しながらお産の主役は“産婦さん”であり、私たち助産師は主役を支える一員です。
どんなに大変なお産であっても、最後まで諦めずに乗り越えていけるのは産婦さんの力と主体性です。
その力を信じながら最大限に引き出し、助産師と産婦がチームとなってお産に臨めるような分娩の場を提供できるように努めています。
分娩後から退院までの褥婦さんへの取り組み


お産が終わった後はさっそく育児が始まります。当院では母子同室を行っているので、出産後1~2日目に指導を受けた後から母子同室を開始していきます。
夜行性な赤ちゃんの生活リズムや頻回な授乳など初めて経験することも多く、最初は戸惑うことがあるかもしれません。
私たちはお母さん一人ひとりのお胸の状態や母乳の分泌状況、どのような授乳方法を希望しているのかなど確認しながらその人に合った授乳指導を行っていきます。
母乳の分泌状況は個人差があり、母乳育児が確立するまでには1カ月前後、もしくはもっと時間がかかることはよくあります。
焦らずに根気強く授乳と向き合っていけるように、そして退院してからもお母さんが育児に困ることがないように指導しながらサポートしていきます。
また産後は慣れない育児や産後のホルモンバランスの影響により精神的にも不安定になりやすいと言われており、お母さんの心の不調も気にかけながらメンタルヘルスケアを行っています。
退院するまでにアンケート用紙を使用しながらお母さんの現在の思いや不安、悩みを助産師が話を伺いながらその思いに寄り添っていけるように関わらせて頂きます。




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